2024/01/23
イベント
「越境EC市場の未来を考える」を開催しました【イベントレポート】 5分で読めます

越境ECに取り組む各企業の一助となることを目的とし、ZenGroup株式会社主催で「越境EC市場の未来を考える」を20231115日(水)に開催しました。

初めての開催となる今回は『消費者と事業者の両方にとって価値ある未来を形づくるためのアイデアや連携の可能性を模索』という目的のもと、プラットフォーム提供、海外配送、決済サービスといった様々な立場のゲストをお迎えし、越境ECにおける最新トピックスや課題についてのセミナー、パネルディスカッションを実施しました。

 

目次

  1. 主催者代表挨拶
  2. 『ZenPlus Shop of the year』授賞式
  3. 企業セミナー
    1. 第一部:Mercari CrossBorder Introduction
    2. 第二部:日本の越境ECの展望
  4. 「越境ECの未来を考える」をテーマとしたパネルディスカッション

 

当日のプログラムとご登壇いただいた皆様

1.主催者代表挨拶
ZenGroup株式会社 代表取締役 オレクサンドル・コーピル

2.『ZenPlus Shop of the year』授賞式
ZenGroup株式会社 代表取締役 オレクサンドル・コーピル

~受賞者3社~
Zenplus賞】株式会社Rs-JAPAN ブランド事業本部長:上條 祐貴様
【ユニーク賞】株式会社グランシー 代表取締役:小原 和浩様
【特別賞】株式会社シナダグローバル 代表取締役:森坂 哲治様

3.企業セミナー
~第一部:Mercari CrossBorder Introduction
株式会社メルカリ CrossBorder Division / Business Growth Director 石川 佑様

~第二部:日本の越境ECの展望~
ZenGroup株式会社 代表取締役 スロヴェイ・ヴィヤチェスラヴ

4.「越境ECの未来を考える」をテーマとしたパネルディスカッション
【ファシリテーター】
ZenGroup株式会社 ZenPromo越境ECプロモーション事業部 事業部長  奈良 大和

【パネリスト】
株式会社ICHIGO 代表取締役 CEO 近本あゆみ様
Joom Logistics Japan合同会社 顧客管理部 アカウントマネージャー  チトワ・アナスタシア様
楽天グループ株式会社 マーケットプレイス事業 店舗開発課 奥村 宏也様
SAVAWAY株式会社 代表取締役 齋藤 直様
ストライプジャパン株式会社 パートナー・ソリューションエンジニア 池田 尚史様
株式会社メルカリ CrossBorder Division / Business Growth Director 石川 佑様
Inagora株式会社 執行役員副社長 津田 茂寿様
ZenGroup株式会社 スロヴェイ・ヴィヤチェスラヴ 代表取締役

 

1. 主催者代表挨拶

イベントが行われたのは、水都大阪の中心、中之島にあるリーガロイヤルホテル。事前にお申し込みいただいた方々は約150社と、非常に多くの方々にお集まりいただきました。

ZenGroup株式会社 代表取締役 オレクサンドル・コーピルの「越境EC市場の未来は、私たちの協力とビジョンにかかっています。皆様の積極的な参加と意見交換を期待しております。本日のイベントが、新たな越境EC市場の未来を担う第一歩となることを願っております。」というメッセージのもと、イベントはスタートしました。

 

2.『ZenPlus Shop of the year』授賞式

ZenPlus Shop of the year。 ZenPlusに多大な功績を収められたセラーの皆様の表彰式を開催しました。ZenPlus Shop of the yearとは、独自の採点において最高得点を獲得し、売上の成長率やお客様対応などから年間のベストショップが選ばれるZenplusの表彰制度です。

 

Zenplus賞

Zenplus賞は、Zenplusを牽引したストア様に贈られる賞です。Zenplus賞は「RS-Japan株式会社」様。
「RS-Japan株式会社」様は、各種ブランド品の買取店舗ブランド楽市のFC展開、質店の経営コンサルティングや販売網の展開を中心に事業を展開しています。

 

ユニーク賞

ユニーク賞は、商品に高い専門性があり、かつ、業界でも他に類を見ない独自性を持つストアに贈られる賞です。ユニーク賞は「株式会社グランシー」様。
株式会社グランシー様は、公式ライセンスを取得したアニメやゲームの高品質商品を世界中に迅速かつ丁寧に発送しています。

 

特別賞

特別賞は、直近1年での売上拡大成長率が最も高かったストアに贈られる賞です。特別賞は「株式会社シナダグローバル」様。
「株式会社シナダグローバル」様は、多くのお客様の笑顔のためにSincerity、真心のこもったぬいぐるみを製作しています。ZenGroup株式会社海外プロモーション支援サービス「ZenPromo」や海外向けサブスクリプションボックスサービス「ZenPop」と共同で企画を行い、海外に販売も行っています。

 

3. 企業セミナー

3-a. 第一部:Mercari CrossBorder Introduction 

株式会社メルカリ CrossBorder Division / Business Growth Director 石川 佑様

株式会社メルカリ CrossBorder Division / Business Growth Director 石川様からは、越境事業の概要や動向、メルカリが今後目指す姿についてのお話がありました。

日本国内のメルカリにおいて、過去はレディース・メンズファッションカテゴリが最も売れていたが、2023年にはエンタメ・ホビー系のカテゴリが最も売れている、とのこと。マスマーケティングを続ける中で、幅広い層にメルカリが浸透、またコロナ感染症が拡大したことにより、エンタメの需要が拡大したことが要因。「エンタメ関連の商品は越境ECとのシナジーが高い。」と石川様。

2019年に越境EC事業をスタートし、連携した越境事業者は50社に上り、継続的な共同マーケティング施策を推進しているといいます。2023年11月1日には、中国CtoCマーケットプレイス閑魚(Xianyu)との連携も開始。

今後目指す姿として「全世界に色々なお客様が存在し、様々な販路があります。今後も越境事業の成長機会を模索し、チャレンジを続け、この事業の飛躍的な成長を図りたいです。」とお話くださいました。

 

3-b. 第二部:日本の越境ECの展望

ZenGroup株式会社 代表取締役 スロヴェイ・ヴィヤチェスラヴ

ZenGroup株式会社 代表取締役 スロヴェイは、一般的によく認識されている、コミュニケーション、支払い、物流などの越境ECにおける障壁といった表面的な課題ではなく、「越境ECにおける将来の展望」について、より深く掘り下げてお話ししました。

政治、コミュニケーション、輸送、法律、支払い方法、といった点から過去10年の歩みを振り返り、越境ECへの道のりは、予想していた以上に大きな(難しい)挑戦となっていることをお伝えしました。

中でも、過去10年で最も厳しい課題に直面しているのは、国際物流。海外に発送可能な商品に関する規制はますます厳しくなっており、ある日突然大幅に制限されることも。また、10年前越境ECを運営する会社にはあまり馴染みがなかったHSコードも不可欠な要素に。

越境ECに取り組むことに、大きなチャンスがあることを示しつつも、チャンスを生かすための様々な課題も増えているという背景を踏まえながら、「業界全体で協力し、負担を分かち合い、リソースをプールすることが解決策」との考えを述べました。



4. 「越境ECの未来を考える」をテーマとしたパネルディスカッション 

越境ECに関わりのある、業界を代表する8社の方々を迎え、パネルディスカッションが行われました。

 

ZenGroup株式会社 スロヴェイ・ヴィヤチェスラヴ 代表取締役

物流コストの削減は大きな課題。現在物流コストは、20%以上超えています。これを削減するために、他社様の商品の物流も一緒に取り扱うようなエコシステムを構築、フォワーディング事業のライセンスを取得し、これまでは送れなかったような商品も取り扱うなど物流の対応力を強化する、といった2つのアプローチで解決していこうとしています。今後プラットフォーム上でのユーザー体験(商品検索、翻訳、カスタムサポート)を向上させるために、AIを積極的に活用することにも、この1年力をいれています。

「日本には質の高い商品が非常に多い、それに対して日本の越境EC市場でのシェアは5%というのは非常にもったいないと思っています。これから越境EC関連会社で協力し、一緒に日本のシェアを上げることに貢献したいです。」と述べました。

 

 

Inagora株式会社 執行役員副社長 津田 茂寿様

Inagora株式会社は、日本商品のみを、中国消費者にお届けする、中国向けの越境EC アプリ「豌豆公主」を運営。サービスを開始し8年、中国ではアプリダウンロード数が約1500万件を超えているとのこと。台湾、アメリカ、中東にも進出。

越境ECにとって、言語、決済、物流の3つはとても重要。中でも最も注力したのは物流。日本だけでなく、越境ECにおいても物流スピードが求められるように。今年は、3日以内に届ける、配送料も注文金額の約10%以内に抑えることを目標としているそうです。そのためには、中国保税倉庫の活用、船便での通関対策と海上輸送、中国現地での配送システムなど、あらゆる場面での配送費用の見直しを実施しています。

中国では近年、決済方法が整備されました。越境EC アプリ「豌豆公主」は、中国2大決済である、Alipayとwechatpayを導入。この2つの決済システムで、ほぼ100%の決済が完了します。中国消費者が日本のECサイトで購入を躊躇するのは、決済システムが中国人に適応していないため。「日本商品を買いたい中国消費者は、普段使い慣れた決済システムが利用できる越境ECサイトを活用するのだと思います。」と津田様。

日本の越境EC市場がさらに成長していくためには「法律、商標、版権の問題など様々な問題があります。原点に立ち返り、日本の素晴らしい商品を海外にお届けする。先陣を切ってやっている多くの会社さんがいますので、その方々と連携してやっていくと非常にスムーズに進むと思います。」とお話くださいました。

 

 

株式会社ICHIGO 代表取締役 CEO 近本あゆみ様

株式会社ICHIGOは越境ECサービスの自社プロダクトを世界185の国・地域展開しており、現在自社プロダクトとして7つ展開。メインのプロダクトはお菓子の詰め合わせボックスのサブスクリプションサービス、世界中どこにいても日本のお菓子をおうちに届けるというサービス展開をしています。

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