2025/04/02
事例
着物から生まれたシャンプーバー「KINUITO」を世界へ~ZenPlus経由で越境販売を実現!~ 1分で読めます
着物から生まれたシャンプーバー「KINUITO」を世界へ~ZenPlus経由で越境販売を実現!~ 1分で読めます

「着物の新しい可能性を広げたい」。そう語るのは、KINUITO ブランドマネージャー徳永氏。

同社が展開するシャンプーバー「KINUITO」は、不要になった着物からシルクを抽出し、固形シャンプーとしてアップサイクルしたサステナブルなヘアケア製品。国内市場だけでなく、海外の消費者にも届けたいと考えていましたが、越境販売には多くの課題がありました。よりスムーズに海外販売ができる手段を探す中で「ZenPlus」を知り、導入を決定。海外のお客様からの注文も入り、越境販売を実現しました。

徳永氏に、「KINUITO」誕生の背景や越境販売の取り組みについて伺いました。

 

ーKINUITO誕生のきっかけについて教えてください。

約2年前、私はリユース事業のバイヤーとして、お客様のご自宅を訪問し、不要になった品物を買い取る業務を行っていました。その中で、多くの着物が活用できず、手放されていく光景を目の当たりにしました。

着物はシミや汚れ、サイズの問題などにより、そのまま再利用するのが難しいものが多くあります。しかし、お客様からは「思い出が詰まった着物を捨てるのは忍びない」「何か別の形で生かしてほしい」という声も多くありました。

アパレル製品へのリメイクも考えましたが、着物を洋服にしても普段着として活用する人は限られてしまいます。そこで、着物の素材そのものに着目し、シルクを活用する方法を模索し始めました。

調査を進める中で、シルクは衣料品だけでなく、食品や化粧品、医療分野にも活用されていることを知り、特にシルクのアミノ酸は人間の髪の毛との相性が良いことが分かりました。そこから、シルクを活用したヘアケア商品の開発を決意しました。

弊社では新規事業を支援する「チャレンジベンチャーコンテスト(CVC)」があり、この制度に応募。当時は営業職を続けながら試行錯誤を繰り返し、何度もアイデアを練り直しました。そしてようやく、事業化の道が開かれました。

シャンプーバーの開発には、原材料の調達、製造工場の選定、薬機法などの法規対応、ネーミングやデザイン決定など、多くの工程がありました。最初の1年は営業を続けながら、着物からシルクを抽出できる製造工場を探し回る日々。ネットで調べたり、電話で問い合わせたり、さまざまな専門家の協力を得ながら、一歩ずつ前進していきました。


最終的に、「着物からシルクを抽出し、シルク成分を豊富に配合した固形シャンプー」というコンセプトが固まり、「KINUITO」が誕生しました。

 

ー  「KINUITO」の特徴を教えていただけますか。

「KINUITO」は、着物から抽出したシルク成分を贅沢に配合した固形シャンプーバーです。シルクには髪を保湿し、なめらかに整える働きがあり、しっとりとした仕上がりを実現します。

液体シャンプーと固形シャンプーの最大の違いは水分量です。液体シャンプーは水分量が50%以上と言われているのに対して固形シャンプーは20%以下。水分を抜いた分シルク成分を豊富に配合できることから、「あえて固形化」にしました。石鹸タイプのシャンプーにありがちな“きしみ”や泡立ちの悪さはなく、固形シャンプーの新しいイメージを持っていただければと思います。

また、プラスチックボトルを使用しないボトルフリー仕様のため、環境負荷を軽減し、よりサステナブルな選択肢となります。

着物を活かしたアップサイクルを通じて、廃棄を減らしながら、美容を諦めることなく、資源を有効活用することを目指しています。

 

ー  海外展開を始めようと思われたきっかけは?

もともと海外市場での販売を視野に入れていました。海外では固形シャンプーの人気が高く、日常で使う文化が根付いています。


そして、2024年8月から9月にかけて、全世界を対象としたクラウドファンディングを実施。結果として、目標金額の870%を超える4,397,850円を調達することに成功し、海外市場でのニーズを確信しました。

当初はアメリカのAmazonでの販売を検討していましたが、現地法人の登録が必要であることや、FDA認証の取得が求められるといったハードルがありました。現時点では、これらの手続きを進めるのは難しいと判断しました。

そこで、よりスムーズに海外販売ができる手段を探していたところ、「ZenPlus」の存在を知りました。

 

ー  ZenPlusを導入した決め手と、実際に販売してみて感じたことは?

ZenPlusでは、商品の配送から海外のお客様とのやり取りまで一括で任せられるため、販売に集中できるのが大きな魅力です。

また、出品手続きが簡単で、日本語で登録できるため、言語対応の不安が解消されました。

越境販売を検討していても、言語の壁や手続きの煩雑さがネックになりがちですが、ZenPlusならスムーズに海外市場へ展開できると感じました。

さらに、日本の企業であれば誰でも出品できるという点も大きな魅力です。これまで越境販売にハードルを感じていた事業者にとって、手軽に海外販売を始められるプラットフォームだと思います。

 

ー  どのような企業様にZenPlusはおすすめでしょうか?

これから海外進出を検討している企業や、テストマーケティングとして海外市場の可能性を探りたい企業に最適です。

ZenPlusでは、出店費用や維持費がかからず、販売が成立した際の手数料(10%)のみが発生するため、リスクを抑えながら越境販売に挑戦できます。

さらに、日本語で簡単に登録できるため、言語の壁を気にせず海外展開を始められるのも大きなメリットです。


ー  今後の展望について教えてください。

今後は、海外販売と国内販売の相乗効果を高めていきたいと考えています。

 

現在、SNS施策をはじめとするプロモーションがまだ十分にできていないと感じており、今後は海外向けの施策にも注力し、認知度を向上させたいです。

実際に海外で商品が売れ始めたことで、「さらに伸ばしたい」という意欲が湧いてきました。また、海外向けの広告配信を強化し、売上への影響を検証していきたいと考えています。加えて、BtoB向けの海外販売にも取り組み、さらなる販路拡大を目指していきます。