目次
- メキシコEC市場について
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- フランス市場概況
- EC市場規模
- 購買行動トレンド
- メキシコ市場におけるZenMaketの最新動向
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- 売上上位カテゴリー
- 物流
- まとめ
1. メキシコEC市場について
1-a.メキシコ市場概況
2013年1月時点で、人口は約1億3000万人、国内インターネット利用ユーザー数は約9,687万人(普及率74%)。経済面では、2022年名目GDPは、1兆41400億 USドル、実質成長率は3.06%と予測されています。
年代別人口構成比は、以下の通りです。
・年代別人口構成比
17歳以下 20.3%
18歳~24歳 11.8%
25歳~34歳 16.0%
35歳~44歳 13.7%
45歳~54歳 11.8%
55歳~64歳 8.5%
65歳以上 8.1%
1-b.EC市場規模
2022年のEC小売り販売の市場規模は約3兆8,016億円に達し、2020年に81.0%、2021年に27.0、2022年23%増と成長し続けています。同様にオンライン購入ユーザー数も、2022年に6,330万人(過去5年間で約1.7倍)に達するまでにに拡大しています。
また、メキシコの小売り販売総額に占めるeコマースの比率(EC化率)は2022年時点で13.4%と米国の水準に近づいていますが、45%を超える中国や、30%弱のインドネシア、と比較すると、今後の伸び代は大きいと言えるでしょう。
1-c.購買行動トレンド
メキシコの消費者は、全体的にブランドロイヤリティが高い傾向があります。注目すべき近年の購買行動トレンドとしては、以下の5つが挙げられます。
①ECの普及率の上昇
2023年、85%の人々がインターネット上で少なくとも1つの商品やサービスを購入しています。メキシコではAmazonがMercado LibreやWal-Martを抑え、最大のオンライン小売業者となっています。特に首都圏のメキシコ消費者は、グローバルなECモールに対してより積極的に利用する傾向にあります。
②ユニークな海外商品へのニーズの高さ
自分の個性やスタイルを反映するようなユニークな海外商品が好まれる傾向があります
③持続可能性と倫理的消費への焦点
多くの他の市場と同様に、メキシコでも持続可能性が重要視されています。消費者は購入品の環境への影響にますます関心を持ち、エコフレンドリーで倫理的に生産された商品を求めています。
④モバイルショッピングの優位性
モバイル端末はメキシコの消費者のオンラインショッピングにおいて重要な役割を果たしています。シームレスなショッピング体験を提供し、市場のより大きなシェアを獲得するために、ECサイトのモバイル最適化は不可欠なものとなっています。
⑤パーソナライズされた対話型ショッピング体験
EC利用において、メキシコの消費者は高度なレコメンデーション、関連するコンテンツ、パーソナライズされたオファーを高く評価する傾向があります。購入決定にあたり、ソーシャルメディアの影響は大きく、2025年までに、C-コマース(FacebookやWhatsApp経由の販売)がメキシコの全体のEC売上の40%を占めると予測されています。
特にFacebookは、8970万人以上のユーザーが利用するメジャーなSNSとなっています。
(YouTube:8060万人 Instagram:3785万人 TikTok:4602万人)
2. メキシコ市場におけるZenMarket最新動向
2-a.売上上位カテゴリー
全体としては、アニメやゲーム関連グッズ/音楽関連アイテム/ファッション/文具/カー用品が人気が高い傾向にあります。
1人当たりの平均梱包単価は13,895 円となっています。また、他国にくらべて、クリエイティビティを発揮できるような参加型キャンペーンやコンテスト企画を好む傾向が強いのも特徴です。