「日本国内で支持されてきたフィギュアやホビー商品を、もっと多くの海外ファンに届けたい。」
この想いを胸に、メディアワールド株式会社は越境ECへの挑戦を続けてきました。フィギュアやゲーム、ホビー商品の販売と買取を軸に、新品から中古品、さらには限定品まで幅広い商品を取り扱う同社は、国内外の多くのファンに支持されています。特に、人気キャラクターのフィギュアやコレクターズアイテムに強みを持ち、買取サービスを通じて商品を循環させることで、持続可能な仕組みづくりにも注力しています。
一方で、海外市場への展開を目指す中では、言語対応や物流コスト、運用体制の整備といった課題が大きな障壁となっていました。
これらの課題を解決するために導入したのが「ZenLink」。今回は、海外展開により3ヶ月間で売上を1.5倍に成長させた取り組みや、成功の秘訣、そして今後の展望について同社の清水氏に伺いました。
ー事業内容について教えてください。
弊社は、フィギュア・ゲーム・ホビー商品の販売および買取を行っております。新品から中古品、限定品まで幅広い商品を取り揃え、国内のお客様から多くのご支持をいただいております。
国内で人気のキャラクターのフィギュアだけでなく、MARVELなど海外で人気の高いキャラクターのフィギュアも得意としており、多様なお客様のニーズにお応えすることを目指しております。
また、買取サービスに特化した「カイトリワールド」という専用サイトを運営しており、お客様が不要となった商品を納得いただける金額でお買取りしております。これらの商品は次のお客様のもとへと届けられ、持続可能な商品循環の実現に貢献しております。
現在は国内市場にとどまらず、海外販売にも注力しており、世界中のユーザーに日本の魅力的な商品をお届けできるよう尽力しています。
ーZenLinkを導入する前、どのような課題や悩みがありましたか?
ZenLinkを導入する前は、海外市場へ自社ECサイトを展開したいという考えがありました。しかし、海外発送や海外向けのプロモーション、販売経路の確保といった課題があり、これらを一から構築するには莫大なリソースと時間が必要だと感じていました。
さらに、海外のECモールへの出店も検討しましたが、商品を個別に登録しなければならず、コストがかさむことで採算が取れなくなるのではないかという懸念がありました。そのため、海外展開を強く望みながらも、現在のリソースでは実現が難しいと判断し、海外販売への一歩を踏み出すことができない状況が続いていました。
ーどのような点が決め手となり、ZenLinkを選びましたか?
導入を決めた最大の理由は、工数が少なく手間がかからない点です。他社のサービスも検討しましたが、弊社ECサイトの大幅なシステム変更を求められたり、商品を再度海外ECモールに登録し直す必要があるなど、導入までのハードルが非常に高いと感じました。
その点、ZenLinkは既存の自社ECサイトにタグを1行埋め込むだけで海外販売を開始できるという圧倒的なスピード感と導入のしやすさを兼ね備えており、迅速に海外販売を強化したかった弊社にとって最適なサービスだと判断しました。
さらに、国際発送や海外向けの集客支援まで対応していただけるため、社内の工数を増やすことなく、スムーズに海外販売に取り組める点も大きな魅力でした。また、初期費用や導入費用が不要で成果報酬型という仕組みも、固定費による初期投資リスクを心配することなく導入できる要因となり、非常に魅力的でした。
ーZenLink導入の準備や初期設定はスムーズに進みましたか?
はい、ZenLinkの導入準備や初期設定は非常にスムーズに進みました。当初、初めて導入する越境ECサービスということもあり、工数が増えてしまうのではないかと懸念していましたが、実際に導入してみると驚くほどスムーズに開始できました。
商品登録作業が一切不要で、自社ECサイトにタグを1行埋め込むだけで海外専用のバナーが設置され、即座に販売を始めることができた点は非常に画期的でした。他社サービスと比較しても、圧倒的なスピード感がありました。
また、初期設定に関するサポートも充実しており、疑問点があればメールや電話で適切なアドバイスを迅速にいただけました。さらに、導入プロセスについても非常に詳細に説明していただいたおかげで、工数を増やすことなくスムーズに導入を進めることができました。
既存の業務フローをほとんど変更せずに海外販売を開始できたことに、大変感謝しています。
ー ZenLinkを導入したことで、どのような成果が得られましたか?また、その成功に繋がった工夫や解決した課題についても詳しく教えてください。
ZenLinkを導入したことで、売上は右肩上がりに増加しました。具体的には、導入初月の売上を基準に、3か月目には1.5倍を達成しました。この成功の背景にはいくつかの取り組みがありますが、特に大きな要因となったのは、ZenLinkによる外国人マーケターの支援です。
初めての海外販売ということで、海外市場に関する知識が乏しかったものの、現地市場に精通したサポートチームから具体的な販売促進のアドバイスやフォローアップを受けたことで、短期間で売上を大きく伸ばすことができました。
さらに、国際配送や顧客対応を一括でサポートしていただいたことで、スタッフの負担が軽減され、効率的な運営に注力できた点も成功の大きな要因です。
ーZenLink導入後、社内にはどのような変化がありましたか?
ZenLink導入後、現場では工数が増えるという実感はなく、すでに導入が始まっているにもかかわらず「いつから導入するんですか?」という声が上がるほど、負担を感じることはありませんでした。
導入前には、言語の壁やトラブル対応といった懸念が多かったものの、ZenLinkが複雑な手続きや顧客対応を一括で代行してくれるため、現場スタッフはこれまでと同様に国内倉庫から商品を発送するだけで業務が完了し、負担なく運用を続けられました。
さらに、海外のお客様からの購入が増えるにつれて、「海外ではこんな作品のフィギュアが人気なのか」といった海外市場への関心が高まり、従業員の意識改革にもつながりました。このように、社内全体にポジティブな変化が生まれ、働き方やモチベーションにも良い影響を与えています。
ーZenLinkはどのような企業におすすめだと思いますか?
ZenLinkは、海外販売を検討している企業だけでなく、これまで越境ECを本格的に考えたことがない企業にもおすすめです。国内ECサイトにタグを1行埋め込むだけで海外専用のバナーが設置され、即座に海外販売を開始できるというシンプルさは、どのような企業にとっても大きな魅力だと感じます。
さらに、多言語対応や海外決済、国際発送といった複雑なプロセスをすべて代行していただけるため、時間やリソースに制約がある中小企業にとっては特に大きなメリットがあります。
また、導入費用や初期費用が一切かからず、完全成果報酬型である点も非常に魅力的です。手間やコストの懸念から越境ECに踏み切れない企業には、ぜひZenLinkを導入してほしいと考えています。
ー今後、ZenLinkを通じてどのような展開を目指していますか?
ZenLinkを活用し海外市場の拡大を図り、最終的には国内市場に過度に依存しない安定した収益基盤の構築を目指しています。
現在、ZenLinkを利用して業務を簡略化しながら海外市場へ進出している段階ですが、将来的には海外販売を自社で対応できる体制を整えることが目標です。その際も、流通経路や発送などの面でZenLinkを活用できればと考えています。
上記の目標を達成するためにも、今後もZenLinkの機能やサポート体制を最大限に活用していく方針です。