越境ECを始めようと準備している企業様は、マーケティング戦略において、どの国に向けて販路拡大を行うか悩んでいませんか?日本から出れば、国籍も宗教も習慣も異なっており、日本とのギャップに苦労する企業がほとんどです。ネットにある情報だけでは、様々な国のマーケティングを考えることなんてできない!と思っているのではないでしょうか。
今回はそんなご担当者様に向けて、全世界175か国に商品発送を行った実績のある当社が、越境ECや海外進出を始める際におすすめの国をご紹介します。
目次
1.海外進出、越境ECを始めた後、一番の壁はマーケティング
越境ECの失敗経験に関する実態調査*1によると、越境ECを始めた企業が、始めた後に実感した障壁は、1位は「商品のニーズがわからないこと」、そして2位が「マーケティングがわからないこと」でした。
日本と海外では、風土、習慣、思想、流行、マナーなど様々なことで異なる点があり、日本でヒットしている商品でも海外では浸透しないことが多々あります。
デザインにおいてもそうです。サイトや商品のデザインも、日本人に好まれるデザインと、海外の人に好まれるデザインが異なります。同様に、進出後のプロモーションも現地向けにカスタマイズする必要があります。
障壁1位の「商品のニーズがわからない」という点は、日本と海外とのギャップが生み出している理由そのものであると言えます。例えば、湯船に浸からない文化圏で入浴剤を販売しても、湯船に入る習慣がなければ使う用途を考えることは難しいでしょう。逆に、入浴剤を販売したおかげで、その文化圏は湯船に浸かる習慣ができるかもしれません。
そもそも、「湯船に浸からない文化」であることを知るためにはマーケティングをしなければなりません。そこで、障壁2位の「マーケティングがわからないこと」が関わってきます。
2位の「マーケティングがわからないこと」という点においては、ネットから得られる情報が最新ではなかったり、そもそも情報がない場合もあり、海外進出にあたり海外市場調査は最難関ともいえるでしょう。
マーケティングもまた、風土、習慣、思想、流行、マナーなどが異なるという点で、本当に知りたい情報を得るというのは難しいと言えます。
また、「マーケティングがわからない」から「商品のニーズがわからない」というように、越境ECを行う際の障壁と感じている回答の1位と2位は密接な関りがあり、何よりも「マーケティング」を行うことが重要になってくるのです。
*1 越境ECの失敗経験に関する実態調査